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フィリピン留学の治安は大丈夫?都市ごとの安全度と具体的な対策方法!!

フィリピン留学を検討している方にとって、現地の治安は非常に重要な関心事です。フィリピンは美しい自然や独特の文化に触れながら学べる魅力的な国ですが、一部の地域では治安面でのリスクが指摘されています。しかし、都市ごとに治安状況は異なり、多くの留学先として人気の都市では、適切な対策を取ることで安全に生活することができます。

本記事では、フィリピンの主要な留学都市ごとの安全度を詳しく解説し、それぞれの都市での安全な過ごし方、さらに留学中に役立つ具体的な対策方法についても触れていきます。

フィリピンの治安全体概況

フィリピンは東南アジアの国の一つで、7,000を超える島々から成り立っています。多様な文化や自然が魅力で、特にセブやマニラなどは語学留学先として非常に人気があります。しかし、近年では一部の地域でテロや犯罪が発生していることもあり、特に南部のミンダナオ地方などでは治安面で注意が必要です。

ただし、フィリピン全土が危険というわけではありません。政府も観光業や外国人留学生の受け入れを重視しているため、都市部では比較的安全に過ごせる環境が整えられています。地域による治安の違いを理解し、どのエリアが安全なのか、どのような対策が必要かを知っておくことが重要です。

都市ごとの治安と留学に適したエリア

セブ市(Cebu City)

セブ市はフィリピン第2の都市で、観光地としても有名なフィリピン中部のビサヤ諸島に位置しています。留学先として最も人気が高い都市で、多くの語学学校が集中しており、日本人留学生も多いのが特徴です。

セブ市内の治安は他の大都市と比べて比較的良好です。観光客が集まるエリアや語学学校周辺は警察のパトロールが頻繁に行われており、外国人にとって安全な環境が整えられています。しかし、繁華街や市場ではスリやひったくりといった軽犯罪が発生することもあるため、特に人混みの多い場所では注意が必要です。

セブ市での安全対策:

  • 観光地ではできるだけ貴重品を身に付けない
  • 公共交通機関では、持ち物に気を配り、バッグは体の前に持つ
  • 夜間の一人歩きは避け、できるだけタクシーや「Grab(グラブ)」といった配車アプリを利用する
  • 安全なエリアを確認し、地元の人に危険なエリアについてアドバイスをもらう

マニラ(Manila)

フィリピンの首都マニラは、政治・経済の中心地であり、留学だけでなくビジネスや観光でも訪れる人が多い都市です。マニラは非常に大きな都市であるため、エリアによって治安が大きく異なります。

マカティやBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)などのビジネスエリアは安全性が高く、外国人も多く住んでいます。一方で、スラム街や交通の便が悪い地域では、犯罪や治安悪化のリスクが高いため、注意が必要です。特に夜間は治安が悪化する傾向にあるため、暗くなったら人通りの多い場所に留まるか、タクシーを利用するのがベストです。

マニラでの安全対策:

  • マカティやBGCなどの安全なエリアに滞在する
  • スラム街や危険とされるエリアには絶対に近づかない
  • 公共交通機関(特にジープニーやトライシクル)を利用する際には、スリに注意し、乗車時に窓側に座らない
  • 常に現地の友人や語学学校のスタッフと連絡を取り合い、最新の治安情報を共有する

ダバオ市(Davao City)

フィリピン南部のミンダナオ地方に位置するダバオ市は、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の故郷でもあり、非常に厳格な治安管理が行われている都市です。フィリピン国内では最も安全な都市の一つとされ、犯罪率も低く、法律の施行が徹底されています。

ダバオ市内では、夜間も比較的安心して外出することができ、地元住民も非常にフレンドリーです。ただし、フィリピン南部の他の地域ではテロリストの活動が確認されているため、都市部を離れる際には特に注意が必要です。

ダバオ市での安全対策:

  • ダバオ市内では法を遵守すること(飲酒運転や公共の場での喫煙は禁止)
  • 繁華街では通常の防犯対策を行う(バッグを前に持つなど)
  • 地元の友人や学校スタッフと治安に関する情報を共有し、外出時には安全確認を徹底する

バギオ市(Baguio City)

バギオ市は、フィリピン北部のルソン島に位置する山岳都市で、フィリピンの「夏の首都」として知られています。涼しい気候と自然に囲まれた環境で、多くのフィリピン人学生が学んでいることから「学園都市」とも呼ばれています。

バギオ市は他の都市と比べて治安が良好で、犯罪率も低く、落ち着いた環境で勉強に集中できる場所です。特に留学生にとって、教育機関が整っているため安心して学べる環境です。ただし、自然豊かなエリアでは山道や交通の面でのリスクがあるため、移動時には十分な注意が必要です。

バギオ市での安全対策:

  • 山道の移動や交通には注意し、安全な手段を選ぶ
  • 夜間の一人歩きは避け、できるだけ友人やクラスメイトと一緒に行動する
  • 観光地での防犯対策はセブやマニラと同様に、バッグを体の前に持ち、貴重品は持ち歩かない

留学中に取るべき具体的な安全対策

現地の情報を常にチェックする

フィリピンに滞在中は、現地のニュースやSNS、政府の安全情報を定期的に確認しましょう。治安状況は地域によって変化することがあるため、情報収集を怠らないことが重要です。

信頼できる交通手段を利用する

フィリピンでは、タクシーや配車アプリ「Grab」を利用するのが安全です。道端での流しのタクシーは避け、信頼できるアプリを使って車を手配しましょう。また、タクシーに乗る際は、ドライバーの身元を確認し、メーターを使うように依頼してください。

貴重品の管理を徹底する

貴重品を一箇所にまとめるのではなく、パスポート、現金、クレジットカードを分散して持ち歩くことをお勧めします。また、街中ではセキュリティポーチやウェストバッグを活用し、盗難のリスクを減らしましょう。

現地のルールを守り、トラブルを避ける

フィリピンでは法律や文化に基づいた行動を心がけることが大切です。公共の場での喫煙や無許可での写真撮影、違法行為に関わるような行動を避けることで、トラブルを防ぎましょう。

まとめ

フィリピンでの留学は、豊かな文化と自然に囲まれた環境で学び、成長できる素晴らしい機会です。都市ごとに治安状況が異なるため、それぞれの都市の特徴を理解し、事前に適切な対策を講じることが大切です。特にセブ、マニラ、ダバオ、バギオといった主要都市では、基本的な防犯対策を徹底することで安全に留学生活を送ることができるでしょう。フィリピンでの経験を最大限に活かし、安全で充実した留学生活を送ってください。

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