こんにちは、スタブロの竹内です。
今回は、フィリピン・セブ島のコロナウイルスの影響と現状についてお伝えしたいと思います。
フィリピン・セブ島は、2020年3月末から本格的なロックダウンとなり、約1年が経ちました。
世界的にワクチン接種が開始され、収束の兆しが見えてきたとも言えます。
そこで、コロナウイルスの影響でフィリピン・セブ島が、どのように変化したかということをまとめてみました。
今後、留学をご検討されている方、是非参考にしてみて下さい。
コロナウイルスによる影響
フィリピン出入国に関して
出国に関して
フィリピンからの出国に関しては、マニラ⇔成田は毎日就航、セブ島⇔成田の直行便は月に2便のみ就航しています。
セブ島から帰国された方は基本的には、マニラ経由となり、国内移動をする際に必要な書類を集める必要があります。
①バランガイ証明書
②健康証明書
③旅行許可証
別々の役所で取得する必要があります。
入国に関して
2021年2月現在、フィリピンに入国できる方は下記条件の方に限定されています。
①フィリピン国籍を持つ重国籍者
②バリクバヤンプログラム(フィリピン国籍者または元フィリピン国籍者の配偶者とその子供と同行すること)
③フィリピン国籍者と渡航しない外国籍の配偶者、未成年者、フィリピン国籍者の介助等が必要な子供、フィリピン国籍未成年者の外国籍の親
④有効な永住権(移民ビザ)の保有者
⑤駐在または任務で渡航する外国政府職員(外交/公用)
⑥フィリピン貿易産業省(DTI)フィリピン経済特区庁(PEZA)フィリピン運輸省(DTOr)ならびにその他のフィリピン官庁(NGA)や政府機関より推薦を受けた外国人
⑦外国籍の船員(船員の交代を目的とした入国)
⑧有効な特別(非移民)ビザの保有者
⑨IATF決議98号により入国を許可された外国籍者
※参照 在フィリピン日本国大使館ホームページ
https://tokyo.philembassy.net/ja/01announcements/advisory-visa-requirements-for-foreign-nationals-allowed-to-enter-the-philippines-while-under-community-quarantine/
上記に該当している方は入国が認められていますが、下記手順を踏む必要があります。
①フィリピン観光省(DOT)もしくはフィリピン保健省(DOH)指定の隔離施設に、少なくとも6泊仮予約すること
(https://quarantine.doh.gov.ph/facilities-inspected-as-of-february-4-2021/)
②航空機搭乗前にCOVID-19検査の仮予約をすること
[お申し込みは、フィリピン航空ご利用の方は(https://bit.ly/MNLPALeCIF) 、その他の航空会社ご利用の方はhttps://www.padlab.ph/DLS/PassengerCIFより可能です]
③最大乗客受入数によりフィリピンへ入国が出来ない場合があります
④適用法令、規則、規制に違反をしていないこと
現状、観光や学生ビザでの入国が認められておりませんが、就労ビザでの入国が認められ始めたので、次の緩和で観光・学生ビザでの入国が認められる可能性が高まってきました!
セブ島・飲食店に関して
飲食店は営業を許可されています。
席数に対して稼働率が決められているため、100%稼働することはできませんが、店内での飲食が認められました。
2021年2月現在、セブ中心地であるセブ市・マンダウエ市・ラプラプ市に関しては、アルコールの提供販売が禁止されましたので、たとえレストランであっても、お酒を飲むことはできません。
このような政策により、営業していない飲食店も一部あります。
毎日のように、アルコールの規制や営業時間の変更など、ころころと変更があるのも厄介ではあります。
Bar、ナイトクラブ、KTV(キャバクラ)などの、娯楽施設に関しては、営業は許可されていません。
飲食店として営業しているところもありますが、摘発対象になっています。
セブ島・外出に関して
不必要な外出は禁止されており、仕事の関係や物資調達の関係であれば、許可証を持っていれば、認められています。
外出許可証(QPASS)は、奇数と偶数があり、曜日によって外出できる番号が異なります。
(現状はチェックポイント検疫ゲートが緩くなっているため、確認されることはありません。)
外出の際には、公共エリア全体で、マスク・フェイスシールドが必須です。
セブ市が完全ロックダウンした時に比べれば、外出している人が増え、緩くなった印象です。
セブ島・コロナウイルスによって変わったこと
交通事情
セブ市・マンダウエ市に関しては、安価で利用できた公共交通機関である、ジプニー・バイクタクシー・トライシクルが禁止されています。
タクシーやGrab(グラブ)は通常運行しており、マスクとフェイスマスク必須で、2名まで同時に乗車可能です。
運転席は完全に隔離状態になるように、シールドに覆われています。
QPass(検疫パス)による規制
セブ市・マンダウエ市・ラプラプ市がトータルロックダウンした際に発行されたQPassがまだ残っています。携帯していないと、外出はできません。
奇数・偶数の番号があり、外出できる曜日が指定されています。
検疫パスだけでなく、COE(Certificate of Employ)会社に勤めている証明書も外出が許可されているため、働いている方は曜日に関係なく外出できるようになっています。
チェックポイント
前述のQPassやCOEを確認するための検疫ゲートが設置されています。基本的には市をまたぐ道路にあり、軍隊が駐在しています。
完全ロックダウン当時よりは緩くなり、バイクは止められていますが、タクシーや一般車は止められることがなく、スルーなのが現状です。
2020年3月当時は、シティー間の移動ができなく完全封鎖状態だったのに比べれば、移動はかなり楽になりました。
1台1台止めて確認していた時代は、渋滞がひどかったです。 今は、スルーなので、車移動であれば、問題ありません。
門限
市全体的に門限が設定されています。門限を過ぎて外出していると逮捕されて、罰金を払うことになります。
セブ市:23時
マンダウエ市:22時
ラプラプ市:22時
時間がコロコロ変わるため、飲食店の営業時間もコロコロ変わります。
ただ、検疫ゲートが緩いことと、COEを持っていれば、門限を過ぎても帰宅できるため、取り締まりはそこまで厳しくありません。
セブ島留学の現状
生徒様に安全にご渡航いただけるようになることやコロナウイルスの収束は勿論のことですが、制度上、下記の規制が緩和されないことには、セブ島留学の再開はできません。
①入国後の隔離処置
外国人が入国後は、14日間の検疫隔離があります。
(現在は6日間予約、PCR検査後結果が出次第帰宅できる。)
②語学学校(ESL)と公立学校の対面授業の禁止
現在は、政府の規制により語学学校自体の営業許可が下りていません。飲食店のように、キャパシティーに対しての稼働人数の設定や感染拡大を阻止するための学校運営の規則が設定されると予想されています。
まとめ
2020年3月のロックダウンから1年が経過しようとしています。
国民の努力と政府の努力の結果少しずつではありますが、状況が明るくなってきました。
感染者数に関しては、横這いで特に大きく増えたという印象はありません。
フィリピン・セブ島留学の再開に関しては、語学学校の受け入れ側の規則・入国する生徒様の規則がしっかりと制定されて、安全に渡航できるようになると思います。
就労ビザの一部入国が緩和されたことを見ると、外国人の観光や学生ビザの方の入国が認められるのも、近いと予想しています。
あらかじめ、ご留学の相談をして学校を決めておくことは可能です。
早ければ、今年中には留学が再開していることを祈っております。
ご留学時期のご相談やコロナ・セブ島留学のご質問など、お気軽にお問い合わせください。