フィリピン留学の前に、その国の歴史や文化を少し知っておくと、講師との会話の話題が増え、現地で見るものの意味も分かりやすくなります。この記事では、フィリピンの文化を学ぶのに役立つ本・公式サイト・現地で訪ねられる場所を紹介します。
文化の全体像はフィリピンの歴史と文化の基礎で、留学中にできる文化体験はフィリピン留学中の文化体験でまとめています。この記事は「何を使って学ぶか」に絞った内容です。
留学前に読んでおきたい本
ホセ・リサール『ノリ・メ・タンヘレ』
フィリピンの国民的英雄ホセ・リサールが1887年に出版した小説で、スペイン統治下のフィリピン社会を描いています。フィリピンでは学校で学ぶ作品で、講師との会話でも話題にしやすい一冊です。日本語訳は、岩崎玄 訳『ノリ・メ・タンヘレ―わが祖国に捧げる』(井村文化事業社、1976年)があります。
Stanley Karnow『In Our Image: America’s Empire in the Philippines』
アメリカ統治時代のフィリピンを中心に、フィリピンとアメリカの関係を描いた歴史書です(英語)。1990年にピュリツァー賞(歴史部門)を受賞しています。英語の多読教材としては難しめなので、英語力に余裕のある方向けです。
公式サイトで学ぶ
- National Commission for Culture and the Arts(NCCA):フィリピン政府の文化芸術委員会。文化遺産や伝統芸術、文化行事の情報を発信しています(英語)
- Cultural Center of the Philippines(CCP):舞台芸術・音楽・ダンスなどの公演やイベント情報を発信している文化施設です(英語)
- National Museum of the Philippines:国立博物館の公式サイト。展示内容や各地の分館の情報を確認できます(英語)
英語の公式サイトは、留学前のリーディング練習にもなります。気になった記事を1本読み、内容を英語で短くまとめて、現地の授業で講師に話してみるのもおすすめです。
現地で訪ねられる場所
国立博物館
フィリピン国立博物館は、マニラの本館のほか、セブなど各地に分館があります。2025年からは毎日開館・入館無料と報じられています。訪問前に公式サイトで開館日と予約の要否を確認しましょう。
歴史的な街並みと世界遺産
マニラのイントラムロスなど、スペイン統治時代の面影が残る場所はマニラの歴史的スポットで、フィリピンの世界遺産はフィリピンの世界遺産6件で紹介しています。
祭りと料理から学ぶ
祭りや料理は、宗教や地域の歴史と深く結びついています。各地の主な祭りはフィリピンの主な祭り、代表的な料理はフィリピン料理の基本をご覧ください。
文化を学ぶときのコツ
- 本やサイトで読んだことを、講師に「本当にそうなの?」と質問してみる。地域や世代で答えが違うこともあり、会話の練習にもなります
- 宗教や政治、歴史上の出来事は人によって受け止め方が違うため、意見を押しつけず、相手の考えを聞く姿勢で話す
- 現地で見たもの・食べたものを英語の日記に書き、翌日の授業で話題にする
まとめ
フィリピンの文化を学ぶには、リサールの小説や歴史書で背景を知り、公式サイトで最新の文化情報に触れ、現地では博物館や歴史的な場所を訪ねるのが近道です。学んだことを講師との会話に生かせば、文化理解と英語の練習を同時に進められます。