フィリピン留学中の授業や寮生活では、言葉の意味、依頼の仕方、生活習慣について認識が異なることがあります。違いをすべて国籍や文化のせいにせず、相手が何を意図しているか、自分が何を希望しているかを確認することが大切です。この記事では、留学中に使える確認と伝え方の例を紹介します。
1. 国籍だけで相手を判断しない
文化に関する知識は相手を理解する手がかりになりますが、個人の考え方や行動を決めつけるためのものではありません。同じ国の出身者でも、経験や価値観、置かれた状況は異なります。
返事が短い、意見をはっきり言わない、約束の時間に遅れるといった場面でも、理由を推測するだけで判断せず、必要なことを本人に確認しましょう。学校の規則や授業の締切は、文化の違いとは分けて確認します。
2. 授業で分からないことを確認する
説明を理解できなかったときは、分かったふりをせず、聞き直したり、自分の理解を言い換えて確かめたりします。課題については、何をするのか、いつまでに提出するのか、提出方法は何かを確認しましょう。
以下は確認に使える表現の例です。実際の留学生の体験談ではありません。
- Could you say that again, please?
もう一度言っていただけますか。 - Could you give me an example?
例を挙げていただけますか。 - Do you mean we should submit it by Friday?
金曜日までに提出する、という意味ですか。
3. 寮生活では具体的な希望を伝える
音、照明、エアコン、共有スペースの使い方などが気になるときは、相手の性格や国籍を評価する言い方を避け、困っていることと希望を具体的に伝えます。まず寮の規則を確認し、当事者だけで解決しにくい場合は学校や寮の担当者へ相談してください。
例えば、夜の通話が気になる場合は、「眠りたいので、通話は共有スペースでお願いできますか」と、変更してほしい行動を伝える方法があります。これは説明用の例で、特定の学校の規則や実際のトラブル事例を示すものではありません。
4. 相手の話を聞き、合意した内容を確かめる
相手の話を途中で結論づけず、分からない点は質問します。自分の希望を伝えた後は、相手の事情も聞き、双方が対応できる方法を相談しましょう。
約束をするときは、日時、集合場所、連絡方法を具体的に確認します。変更が必要になったら早めに連絡し、重要な内容はメッセージなどでも共有して認識を確かめてください。
相手を理解することと、無理な要求を受け入れることは別です。不快な言動や危険を感じる状況では、その場を離れ、学校の相談窓口へ連絡してください。
まとめ
留学中のコミュニケーションでは、相手を国籍だけで判断せず、分からないことを確認し、自分の希望を具体的に伝えましょう。認識が食い違ったときは、相手の話を聞き、合意した内容を確かめます。解決が難しい場合は、学校や寮の担当者に相談してください。
記事確認日:2026年9月30日
参考資料:UNESCO「Intercultural Dialogue」(対話の基本姿勢に関する資料で、記事内の会話例やフィリピンの学校事情の出典ではありません)